自社の商品を動画で紹介したいけれど、何をどの順番で見せればいいのか分からない。撮影するべきか、外注するべきか、AIで作れるのか。SNSや広告で使うなら、長さや縦横の比率はどうすればいいのかも気になる。商品紹介動画を作ろうとする人には、こうした迷いがよくあります。
この記事では、商品紹介動画を作る前に決めることと、そのまま使える構成の型を4つ紹介します。そのうえで、撮影・外注・AIの3つの作り方の違い、使う場所ごとの長さと比率、各媒体の公式がすすめる見せ方を解説します。最後に、商品紹介動画を何本も作る手間を、Zideaでどう減らせるかを紹介します。
作る前に決める3つのこと
商品紹介動画は、作り始める前に次の3つを決めておくと、構成も長さも迷わなくなります。

| 決めること | 例 | 決まること |
|---|---|---|
| 誰に見せるか | 商品をまだ知らない人/比べている人/買ったことがある人 | 最初に何を言うか(悩みから入るか、違いから入るか) |
| 見たあとに何をしてほしいか | LPを見てほしい/お店に来てほしい/使い方を覚えてほしい | 最後の呼びかけと、動画の長さ |
| どこで流すか | Instagramのリール、YouTube、自社のサイト、店頭 | 縦横の比率と、音を前提にするか |
一番多い失敗は、商品の良いところを全部入れようとすることです。見る人が覚えて帰れるのは、たいてい1つのことです。「この商品で、何が、どう変わるのか」を一言で言えるところまで絞ってから、構成を考えます。
そのまま使える、商品紹介動画の構成の型4つ
1. 悩み→解決型(まだ商品を知らない人向け)
| 順番 | 見せること | 例(電動歯ブラシの場合) |
|---|---|---|
| 1 | よくある悩み | 「磨いたつもりでも、奥歯が磨けていない」 |
| 2 | 商品で解決する | 商品が奥歯まで届くところを見せる |
| 3 | なぜ解決できるのか | ヘッドの形や、振動の仕組み |
| 4 | 使ったあとの変化 | すっきりした口の中、毎朝の時短 |
| 5 | 次の行動 | 「詳しくはこちら」「初回限定の価格」 |
広告で一番使いやすい型です。最初の数秒で、見る人が「自分のことだ」と思える悩みを見せるのがポイントです。
2. 比較型(ほかの商品と比べている人向け)
| 順番 | 見せること | 例(電動歯ブラシの場合) |
|---|---|---|
| 1 | ふつうのやり方 | 手みがきで、奥歯の裏までブラシを動かすのに苦労している |
| 2 | ふつうのやり方の困りごと | 時間をかけても、磨き残しが気になる |
| 3 | この商品なら | 同じ場面を、商品を当てるだけで磨けるところを見せる |
| 4 | 違いが生まれる理由 | ヘッドの形や、振動の仕組み |
| 5 | 次の行動 | 「詳しくはこちら」「初回限定の価格」 |
「ふつうの〇〇だと△△だけれど、この商品なら□□」と、違いを1つに絞って見せます。比べる相手は、他社の商品名ではなく「ふつうのやり方」や「これまでの方法」にすると、角が立たず、分かりやすくなります。
3. 使い方型(買った人、買う前に使い方を知りたい人向け)
| 順番 | 見せること | 例(電動歯ブラシの場合) |
|---|---|---|
| 1 | 箱を開けて、中身を見せる | 本体、替えのブラシ、充電器が並んでいるところ |
| 2 | 使う前の準備 | ブラシを付けて、充電台に置く |
| 3 | 使っているところ | 手元のアップで、当てる角度と動かし方を見せる |
| 4 | 使い終わったあと | ブラシを外して洗い、充電台に戻す |
| 5 | 次の行動 | 「替えのブラシはこちら」「よくある質問はこちら」 |
開けるところから、使い終わるところまでを、手元のアップで順番に見せます。説明書の代わりになる動画で、問い合わせを減らす効果も期待できます。
4. 第三者の声型(信頼してもらいたいとき)
| 順番 | 見せること | 例(電動歯ブラシの場合) |
|---|---|---|
| 1 | 使っている人の紹介 | 「朝が忙しい、共働きの30代」のように、見る人が自分と重ねられる人 |
| 2 | 使う前の困りごと | 「朝は時間がなくて、歯みがきが雑になっていた」 |
| 3 | 使っている場面 | 洗面所で、実際に使っているところ |
| 4 | 使ってみた感想 | 「当てるだけなので、朝の支度が楽になった」 |
| 5 | 次の行動 | 「詳しくはこちら」「初回限定の価格」 |
使った人の感想や、使っている場面を見せます。UGC風の広告としてよく使われる型です。感想を広告に使うときは、本人の同意を取ること、事実と違う効果をうたわないことが必要です。化粧品や健康食品では、使える表現が法律で決められているので、とくに注意します(化粧品の広告で使えない表現)。
作り方は3つ:撮影・外注・AI
| 作り方 | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 自社で撮影する | 実物の質感や、使っているところをそのまま見せたい | 撮影・編集に人の時間がかかる。演者が必要なら手配がいる |
| 制作会社に外注する | ブランドの顔になる1本を、品質高く作りたい | 1本ごとに費用と日数がかかる。パターンを増やすほど費用が増える |
| AIで作る | 冒頭や訴求を変えたパターンを、たくさん作って比べたい | 実物の細かな質感や、正確な使用感を見せたい場面には向かないことがある |
実務では、組み合わせて使うのが現実的です。ブランドの顔になる1本は撮影や外注で丁寧に作り、広告で比べるためのパターンはAIで増やす、という分け方です。
使う場所ごとの長さと比率
| 使う場所 | 比率 | 長さの目安 |
|---|---|---|
| Instagramのリール・ストーリーズ、TikTok、YouTubeショート | 9:16(縦長) | 15〜30秒ほど |
| InstagramとFacebookのフィード | 4:5(縦型) | 15秒前後 |
| X | 16:9か1:1(縦型の動画広告は9:16) | 15秒以内(Xの公式のおすすめ) |
| YouTube(デマンド ジェネレーション) | 16:9(横長) | 入稿できる長さ:5秒以上(10秒未満の動画はインストリームに出ない) |
| YouTubeの動画の前(バンパー広告) | 16:9(横長) | 入稿できる長さ:6秒以下(スキップできない) |
| 自社のサイトや商品ページ | 16:9か1:1 | 30秒〜2分ほど(使い方型なら長くてもよい) |
表の長さは、YouTubeの2行を除いて推奨の目安です。YouTubeの2行は、Google広告ヘルプに書かれた入稿できる長さで、推奨の長さとは別です(出典:デマンド ジェネレーションの広告の仕様、動画広告フォーマットの概要)。
各媒体の詳しいサイズは、Meta広告のサイズ一覧、X広告の出し方と費用、デマンドジェネレーションの入稿規定で解説しています。
ストーリーズやリールでは、画面の上と下にアカウント名やボタンが重なります。Instagramでは、上から約14%、下から約35%には文字や商品を置かないようにします。
見られる商品紹介動画にするコツ
各媒体の公式は、動画の見せ方について、次のようにすすめています。
- 最初の数秒で、商品とブランドを見せる:Metaは、ブランドや商品を最初の数秒で見せることを、Xは3秒以内にブランドを出すことをすすめています。冒頭の一言は悩みや変化にして、画面には最初から商品を映しておくと、つかみと商品の両方を最初に見せられます
- 音がなくても分かるようにする:字幕や文字を重ねます。フィードでは音を出さずに見る人が多いためです
- 縦型で作る:スマホを縦に持って見る人がほとんどです。横型の動画を切り取ると、商品が画面の外に出たり、文字が欠けたりしやすくなります
- テンポよく見せる:Googleは、動画広告では早めに本題に入り、テンポのよい展開と寄りの画で引き込むことをすすめています(出典:Google 広告ヘルプ「効果的な動画広告を作成する」)。1つの場面を長く見せるより、短いシーンをつなぐ構成が向いています
- 伝えることは1つ、次の行動も1つ:最後に「何をしてほしいか」をはっきり見せます
(出典:Meta ストーリーズのクリエイティブのベストプラクティス、Meta 広告の魅力を高めるためのベストプラクティス、X Creative best practices、ストーリーズとリールの広告のセーフゾーン)
比べるためのパターンを、AIで増やすには
作り方の章で、ブランドの顔になる1本は撮影や外注で丁寧に作り、広告で比べるためのパターンはAIで増やす、という分け方を紹介しました。このAIの側を受け持つのが、当社が提供している動画広告AIのZideaです。商品紹介動画づくりの手間のうち、次のところを減らせます。
- 一言で伝えることを決める:商品のLPのURLを入れると、AIがLPを読み込んで訴求軸を分析し、台本と絵コンテまで組み立てます。構成を一から考えなくても、たたき台から始められます
- 構成の型をパターン違いで作る:冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れるので、「悩みから入る版」と「違いから入る版」を並べ、広告でどちらが反応されるかを比べられます
- 演者と撮影の手配:AIアバターが話す動画や、漫画・アニメの見た目の動画も作れるので、社内に出演者がいなくても、話して紹介する動画を用意できます
- 手本から作る:参考にしたい広告の動画のリンクを入れると、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作れます
- 最初の数秒と字幕を整える:台本・映像・テロップ・演出は自分で細かく直せるので、冒頭から商品を映す、音がなくても分かるように文字を入れる、といった公式のすすめに合わせて仕上げられます
株式会社zokujinは、Zideaを使ってクライアントの広告の制作と運用も行っています。撮影で商品の動画を作っていた当社の受託案件では、費用の都合で一度に比べられるのは1本でした。AIで作るように変えてからは、同じ費用で約20本のパターンを試せています。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:商品紹介動画を作る前のチェックリスト
- 誰に見せるか、見たあとに何をしてほしいか、どこで流すかを決めたか
- 伝えることを1つに絞り、一言で言えるようにしたか
- 構成の型(悩み→解決、比較、使い方、第三者の声)を選んだか
- 流す場所に合わせて、比率(9:16、4:5、16:9など)と長さを決めたか
- 最初の数秒で、商品とブランドを見せているか
- 音がなくても分かるように、字幕や文字を入れたか
- 広告で比べるなら、冒頭や訴求を変えたパターンを用意したか



