Sora 2で広告や SNSの動画を作っていたのに、使えなくなってしまった。代わりにどの動画生成AIを使えばよいのか分からない。作りためた動画はどうなるのかも気になる。OpenAIの動画生成AI「Sora」の提供が終わり、こうした悩みを持つ人が増えています。
この記事では、Soraの提供終了で何が終わったのかと、今のうちにやっておくことを、OpenAIの公式ヘルプをもとに整理します。そのうえで、乗り換え先の候補を、料金・商用利用・作れる長さの条件で比べます。最後に、広告やSNSの動画を作るのが目的なら、どこに乗り換えると手間が一番少ないかを解説します。
Soraの提供終了:いつ、何が終わったか
OpenAIの公式ヘルプでは、Soraの提供終了について次のように案内しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ウェブ版とアプリ版 | 2026年4月26日に提供終了 |
| API(開発者向け) | 2026年9月24日に提供終了 |
| 作った動画の書き出し | sora.chatgpt.com/sunset から「エクスポート」で書き出せる。最終の書き出し期間を設ける場合はメールで知らせる |
| 書き出し期間が終わったあと | Soraの利用に関するデータは、すべて完全に削除される |
| 買ったクレジット | 購入したChatGPT/Soraのクレジットは、希望すればCodexで引き続き使える |
(出典:OpenAI Help Center「Sora の提供終了について知っておくべきこと」)
今のうちにやっておくこと
- 作った動画を書き出す:広告や投稿に使った動画、使えそうな素材は、早めに書き出して自社で保存します。公式ヘルプでも、できるだけ早く書き出すことをすすめています
- 作り方を記録しておく:うまくいった動画の指示(プロンプト)、縦横比、長さをメモしておくと、乗り換え先のツールで作り直すときの手がかりになります
- 広告で配信中の動画を確かめる:配信中の広告に使っている動画の元データが、自社の手元に残っているかを確かめます
Sora 2でできていたことと、乗り換え先に求める条件
OpenAIは、Sora 2を「主力の動画・音声生成モデル」として2025年9月30日に公開しました。物理的な正確さが上がり、会話の同期や効果音の機能も備えていると説明していました(出典:OpenAI「Sora 2 が公開」)。
広告や SNSの動画づくりで乗り換え先を選ぶときは、次の条件を確かめます。
| 確かめること | なぜ大事か |
|---|---|
| 広告に使ってよいか | 無料プランでは商用利用できないツールが多い。広告は商用利用にあたる |
| 透かしが入るか | 無料や安いプランでは透かしが入ることが多く、広告には使いにくい |
| 1回で作れる長さ | 多くのツールは1回で数秒〜10秒ほど。広告1本の長さにするには、何カットかつなぐ必要がある |
| 縦型で作れるか | TikTok、Instagramリール、YouTubeショートなど、広告の配信枠は縦型が中心 |
| 音声も作れるか | Sora 2は会話や効果音も作れた。音声を作れないツールなら、ナレーションや効果音を別に用意する |
Soraの乗り換え先の候補:比較表
各社の公式サイトで確かめた内容です(確認日 2026年10月)。多くの動画生成AIは「1カットを作る道具」です(Agent機能などで、複数のカットをまとめて作れるサービスもあります)。Zideaは映像生成から広告1本の仕上げまでを1つで行うサービスなので、同じ表で比べています。
| ツール | 無料で使えるか | 有料プランの料金 | 商用利用 | 1回で作れる長さ |
|---|---|---|---|---|
| Zidea | 新規登録で絵コンテを1本無料。動画は7日間の無料トライアル | Light 月額9,800円〜 | 動画広告を作るためのサービス | 1カットではなく、台本に合わせた広告動画1本 |
| Google(Geminiアプリの動画生成) | 無料プランでは動画を作れない | Google AIのプラン(AI Plus 月額725円〜。使える機能はプランと地域による) | 公式ページで条件を確認できず | 10秒 |
| Kling | Basic(無料)あり。透かし付き | Standard 月額8.8ドル〜 | 有料プランのみ | Kling 4.0は3〜30秒 |
| Runway | 初回125クレジット。透かし付き | Standard 月額15ドル〜 | 可(Runway側の商用利用の制限なし) | 2〜10秒 |
| Vidu | Free(月40クレジット)あり。透かし付き | Standard 月額10ドル〜 | 有料プランのみ | Vidu Q4は最大16秒 |
| Hailuo | 公式サイトで確認 | Standard 月払い14.99ドル〜(公式サイトの表示) | 公式の規約で確認 | 公式サイトで確認 |
(確認日 2026年10月。出典:Google Gemini 動画生成・料金、Kling プラン、Runway 料金・商用利用、Vidu 料金、Hailuo AI)
状況別の選び方
| 今の状況 | 選ぶもの |
|---|---|
| 広告やSNSの動画を作るのが目的。台本・ナレーション・テロップまで入った動画を1つのサービスで作りたい | Zidea |
| すでにGoogle AIのプランを契約している | Googleの動画生成(Geminiアプリ) |
| 人や物の動きの自然さを重視したい | Kling |
| カメラの動きなどを細かく調整したい | Runway |
| 短い動画を手早く作りたい | Vidu |
画像から動画を作る使い方での比べ方は、画像から動画を作るAIの記事で、Adobe FireflyやCanvaなども含めて解説しています。
ほかの動画生成AIに乗り換えても残る作業
Soraからほかの動画生成AIに乗り換えても、広告やSNSの動画を作るなら、次の作業は残ります。どのツールが悪いということではなく、多くの動画生成AIが「1カットを作る道具」であるために残る作業です(Agent機能などで、一部をまとめて受け持つサービスもあります)。結局、台本を考える道具、編集ソフト、ナレーションの道具を、別々にそろえることになります。

| 残る作業 | なぜ残るか |
|---|---|
| カットをつなぐ | 多くのツールは1回で数秒〜10秒ほどしか作れない。15〜30秒の広告にするには、何カットも作ってつなぐ |
| 台本を書く | 動画生成AIは、指示された場面を映像にする。何を、どの順で伝えるかという台本は、別に考える必要がある |
| 人物や商品の見た目をそろえる | カットごとに作ると、人物の顔や服、商品の形が少しずつ変わりやすい。そろえるための作り直しや調整がいる |
| ナレーション・テロップ・効果音を付ける | 音声を作れないツールでは、ナレーションや効果音を別に用意する。テロップは編集ソフトで付ける |
| 広告の形に書き出す | 縦型、尺、透かしのない書き出しなど、配信する場所の決まりに合わせる |
| 訴求を変えたパターンを作る | 必要な品質と判断できる配信量を確保したうえで、違う訴求を試す回数を増やすと当たりを見つけやすい。冒頭や訴求を変えるたびに、上の作業をくり返す |
もう1つ、Soraの提供終了で見えたのが、動画を作る道具をいくつも組み合わせていると、1つが終わるだけで作り方全体を組み直すことになるという点です。作った素材は自社の手元に保存し、うまくいった台本や指示も記録しておきます。
AIで作った動画が不自然に見えないコツは、AI動画広告の作り方の記事で、生成AIで作った動画を広告に使う条件は、動画生成AIの商用利用の記事で解説しています。
道具を組み直すより、残る作業ごと1つにまとめるには
前の表の6つの作業は、乗り換え先を1カットを作る動画生成AIにすると残ります。Soraの次の動画生成AIを選び、台本の道具、編集ソフト、ナレーションの道具を組み合わせ直す方法のほかに、残る作業まで含めて1つのサービスで済ませる方法もあります。当社が提供している動画広告AIのZideaは、その後者のためのサービスです。
- 台本を書く:商品のLPのURLを入れると、AIが訴求を分析し、台本と絵コンテを作ってから映像にします
- つなぐ・音と文字を付ける:場面ごとの映像をつなぎ、ナレーション・テロップ・効果音まで入った動画広告として仕上げます
- 人物の見た目をそろえる:AIアバターが話す動画も作れ、台本・映像・テロップ・演出は自分で細かく直せます
- 訴求を変えたパターンを作る:冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れます。参考にしたい広告の動画のリンクを渡せば、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作ることもできます
道具をいくつも組み合わせない作り方は、1つの道具が終わるたびに作り方全体を組み直す、というSoraで起きたことへの備えにもなります。
Zideaは、広告の制作と運用を受託している株式会社zokujinが、自社の現場でも使っているツールです。受託の案件では、インターンが1日に2本、リサーチから台本を書き、編集や撮影、過去の素材探しまでしていたころは平すとおおよそ1本8時間でした。Zideaに移ってからは、1本約30分で作れています。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:Soraから乗り換える前のチェックリスト
- Soraで作った動画を、書き出して自社で保存したか
- うまくいった指示(プロンプト)、縦横比、長さを記録したか
- 配信中の広告の元データが手元にあるかを確かめたか
- 乗り換え先のツールで、広告に使えるか・透かしが入らないかを確かめたか
- 1回で作れる長さと、縦型で作れるかを確かめたか
- 広告やSNSの動画が目的なら、台本から仕上げまで1つで作れるサービスを使うかを考えたか
- 素材とうまくいった作り方を、手元に残す運用にしたか



